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雫の熱は奪われて狭いオーロラに溶ける 8さいの男の子とパパママの日々。

肉か骨か、それが問題だった。

土日を利用して、琵琶湖の近くのホテルに泊まった。
宿泊して朝、こうさぎとわたしは琵琶湖の水生生物調査をするため湖岸をウロウロしていたのだが、さすがに冬なので出来高が少なく、早めにホテルに戻った。

早く帰ろう、ぱぱーと呼びかけたが、うさうさはまだ寝たい、とチェックアウトに応じない。
レイトチェックアウトにしてあったのでなかなか待ちきれず、
ロビーを探検することにした。
すぐにこうさぎが

コーン!

固ーい大理石の上で転び、額から着地した。

ワンワン泣く。

うさうさが遅いばかりに・・・
メラメラと怒りがわくわたし。

幸いにもすぐに泣き止み、痕も見えなかったのでタンコブもなくてよかったーと思っていた。
こうさぎへのお詫びとして、帰途で京都の鴨川に寄らせた。
おおはしゃぎでカワエビや水生昆虫の幼生などをとった。

夜。
戦いごっこを小1じかんほどしたあと、

こうさぎが

「ここを触ると痛いから、さわらないでおこうね。」

などと言い出した。
「ここ」と言いながらさしているのはホテルで打った額の部分だ。

しまった。
昆虫採集とたたかいごっこで興奮させすぎて、ケガを悪化させただろうか。

おそるおそる触る。
ブヨブヨ。
色のないタンコブだった。
紫色とかではないうえ、額ってもともとこんもりしているのでタンコブができていたことにそれまで全然気が付かなかった。

まぁそれはいいとして、
どれどれ・・・と親指でゆっくり押していくと、触覚的に低信号の部分があったのだ。

「穴・・・!?」

穴がある。
穴!?

垂直方向の亀裂のような、、、

亀裂!?

って、骨折!?

あたまを!??

急いでヒエピタを貼ったが、もちろん意味はないのだった。8時間以上たってるじゃん・・・;;

どうしよう。

なにかしら、コレ。

機嫌もよく食欲もあり、吐き気もない様子。
だが頭部外傷は、ときどき自覚症状がないこともあるらしい。

もういちど触ってみる。やはり亀裂のような箇所がある。
ちょうど妖怪ウォッチのジバニャンみたいな。
リアルジバニャン。。。なんて感心している場合ではない。
もう少しぐっと押せばより詳しく患部の情報が得られるように思うが、こわくて押せない。押したくない。
肉割れ的なことだといいが、、、ガイコツのうちがわのことならまだしもガイコツの外がわのことは分からない。

首もいたいと言っているのでよほどの衝撃が加わったに違いない。
念のため小児科でみてもらおう・・・と思った。

もし肉じゃなく骨が割れてたら、どうなるのだろう。
成長とともに元に戻りますよ~的にごまかせるのだろうか??


ドキドキしながら、翌朝の小児科の予約と
幼稚園遅刻の手配をした。

あまり眠れないまま朝になり、小児科に行く。

結果、

「タンコブが二重になっていて、その重なり目」

だった。

なんだソレは。
そんなことがあるのか。

「肉だった。よかった。」
とうさうさに報告し、
タクシーで幼稚園に送る。
タクシー代はもったいないが、CT+麻酔代よりマシだ。

幸せをかみしめた。

この程度ですんだからいいようなものの、という綱渡り的なケガが多すぎる。
by rosedance | 2014-10-20 12:36 | *Cousagi*