雫の熱は奪われて狭いオーロラに溶ける 6さいの男の子とパパママの日々。

そうだん

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「あのね・・・おともだちのことなんだけれど・・・あ、やっぱりいい、わすれちゃった」

「おともだちのこと?」

「うん、あ・・・そうだな、ちょっと思い出したよ、えっとね・・・」


あさごはんのなっとうを食べながら、目を泳がせて
わすれちゃったとかウソつきながら、こうさぎが相談してきた。


少し前から、たぶん悩みがあるのかなって思っていた。ときどき幼稚園に行きたくないっていうのは、何かありそうだけれどなにかしら・・・と・・・ここ1月ほど気になっていた。


あ、そうだんしてくれるのか。


なんだかそのことにホッとして、悩みの内容はともかく、安堵する。

こうさぎが言うには、こうさぎが一緒に遊ぼうって誘うお友達のうち2人に、最近いつも「こうさぎくんとは遊べないよ」と言われるらしい。どうしてって聞いても教えてくれない、ということだった。
こうさぎはいままでともだちが多すぎて私の子であることが不自然なくらい(汗)だったから、やっと人間関係にも躓きを覚え始めたことに成長を感じた。

「こうさぎが思うのは、あのふたりは、ねんしょうさんのときしずく組さんだったから、ずっとふたりでなかよしだったからこうさぎをいれたくないんだと思うんだ・・・」
しょんぼりしている。

あまりに可愛らしい悩みとその姿。

ああんもう!だいじょうぶ!!ママはね!こう見えても!こういうそうだんプロだから!!!全力でこうさぎのチカラになるわ・・・☆☆と目から炎が出そうになったが、さてどんなところから話そうかと思うと全然何も思い浮かばない。
仕事っぽいことができない。
4歳児にカウンセリングとかしたことないしっていうか、
ともだちでもそうだが身近な人であればあるほど、そうだんは素でしか聞けないのだ・・・なんだか。

さて、素の私の、なんと乏しいことだろう。。。
本当に何も言ってやれる言葉がない。
だって私、このくらいの年齢の時はこうさぎほどともだちがいなかったので
たいしたトラブルもなかったんだもの。(汗

結局、
こうさぎの行動にひとつふたつアドバイスと、「遊べる子と遊んでいればいいわ」と言って、
「ママはこうさぎといつも遊びたいな。せかいでいちばん大好きだもの。」と言ってやったら膝の上でまるまってニコーっとした。

そして「今日はどこへ行こうか」とか別の話をした後、こうさぎはもう一度思い出したのか、かみしめるように
「うん、遊べる子と遊ぶんだね」
と言った。


実はおととい、3連続でかんしゃくを起こしたこうさぎに対してホトケの顔が売り切れ、
「もうこんなワガママな子育てられないっ!!!!出ていきなさいっっ」と怒鳴ってかんしゃく返しをしたばかりの最低な母なのだ。
何年もかけて身に着けた仕事の技も役には立たず、
たいしたアドバイスもできず、
幼稚園で誰にも言えずに傷ついていたこうさぎに家庭でまで塩を塗り込んでしまい、
なんか、、、こんなママでごめんなさい・・・。

その反省もあってとにかく、
こうさぎはママにとってはかけがえのない存在なのだということだけは伝わったらいいなと、胸が痛んだ。


成人のともだちの悩みならいろいろとテクニックもあろうが、
幼児のともだちの悩みに親がすべきことはただ一つ、とにかくかわいがってやるだけだと思う。

かわいがってやりさえすれば愛情を受ける中から自信や寛容や共感の心が自然に育つのだから、時間がたてばおのずと悩みは解決していく。


自分で躓きに気が付いてえらかったよ、こうさぎ。
そして、
相談してくれてうれしかったよ。
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by rosedance | 2015-06-14 20:39 | *Amenoniwa*