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雫の熱は奪われて狭いオーロラに溶ける 8さいの男の子とパパママの日々。

さいきんのなやみ

こいは今、特殊な環境にいるのだと思う。それは、

世の中のどん底底辺 と 雲の上

この2つを数時間ごとに行ったりきたりする、という環境。
どん底底辺というのは、クライアントの中にはこどももいて、
その生活がすさまじいのだ。

「先生。。。お父さんが暴れてお金使い果たして昼食いものなくて、ハラ減って。。。」
セッションどころじゃない。こんなことがしょっちゅう。

セッションが終わるとこいは帰り支度をして、
今度は雲の上のオトナが集まるどんちゃん騒ぎに顔を出したりする。

医療系や経済界というのはやはり桁外れのお金持ちがよくいる場所で、
そこでは、もちろんオナカがすくどころか
100円で買えるものをわざわざ10000円出して手に入れたり
あってもなくても誰も困らないものに大金を惜しまない生活がいっぱい

こい自身は贅沢でもないけれど、特に苦労をしたこともない中流家庭。
でもだからこそ、
暴力を受けてオナカがすくほどの状況も、
個人の遊びにショーを貸しきるような状況も、
どちらにも馴染みがない。

そしてこういうのを行ったりきたりしていると、なにがなんだか、
桁こそ違えど自分もくだらないお買い物で楽しんでいるのが妙に自覚されて
自分のしていることに矛盾が多すぎて
いたたまれまくなる。


この仕事、向いてないかも。。。
いつもそう思いながら、言い訳に技術を磨いてみたりする。

全員を幸せにするなんて過ぎたことではなくても、
たとえば自分の子供を大切に育てているお母さんなど、本当にすごいと思う。
彼女たちはイヤだと思ってるときもある、子供にかかりっきりで自分のことがおろそか、
と嘆くけれど、でもそれでもやっている。

つまらない自分のことだけに時間とお金を浪費している自分が
とても情けなく映る。
by rosedance | 2006-05-26 02:07 | *Amenoniwa*