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雫の熱は奪われて狭いオーロラに溶ける 8さいの男の子とパパママの日々。

ゆっくりしようね。

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早いもので、産休+育休に入りました。

最初はどんな風にいつ頃休みに入ればよいのかすらわからなかったし、
いちばん多く案件をかかえているうえに半分趣味で引き受けているような変わり種もあり、他の職員に投げたら絶対全員パンクさせてしまう、どうしよぅ・・・と悩みがいっぱいだった。

けれどちょうど関係医局の先輩が育休復帰してきたところで助言をもらえて、ボスが引き継ぎのために職員を気前よく増員してくださって、そしてお友達にお仕事を引き受けてもらったりできて、、、いろいろな方に支えていただき、ほんとうに助かりました。
おかげさまで早めに引き継ぎを終え、身体もつらくなってきたので当初の予定より少し早めにお休みです。

同僚にもクライアントにもご迷惑をかけてしまったけれど、みなさまあたたかく送ってくださった。
だいじょうぶかな~と心配していた人がカラリっと手を振ってくれたり、涙な女の子もいたり、心のこもったお手紙をくださったり、、、形はさまざま。さいごまでこの仕事の魅力を味わわせてもらったかんじ。こうさぎがいちばん大切なのでこうさぎ第一でいろいろしているけれど、やはり担当しているクライアントのことは、こうさぎとは別のベクトルで大切に思っているのでキュンとしました。


大好きな仕事から離れる。
このことについては、さいしょはそういう生活の想像がつかなかったし、
良いお話を戴いても断らざるを得ず、残念に思った時期もあった。

けれどこうさぎがおなかにいる感覚が、時間の経過とともに強いエネルギーとなって気持ちを変えていきました。こうさぎに対する興味、大好きな感覚、いろいろな感情が増していき・・・
いまは仕事をひとまず置いて、
こうさぎの傍でこうさぎを見守っていくことが、いちばんの自分のしたいことになっています。
わくわくするような、真新しい世界をもらったかんじ。


ママの大切なこうさぎへ。

こうさぎもおしごとのあいだいっぱいがんばってくれてありがとう。

何時間も立ちっぱなしで講義したことや
仕事の合間に真冬の床で寝て休むしかなかったことや
こうさぎの住みかが痛いほど張っても中止できなかった打ち合わせ・・・
決して良いとは言えない環境がなんどもあったのに、生きていてくれてありがとう。

こうさぎと一緒だから、ママもがんばれました。


がんばってくれたこうさぎに良いニュースがあります。

戴いたお手紙の中に、こうさぎのことを書いてくれている人がいたのです。

こうさぎにいつかこのお手紙のことを伝えられるといいなと思います。
こうさぎはこの人の、長い人生の一瞬を支えたのだそうです。

生きていると、その逆のことをしてしまうこともあります。
そうしてこうさぎが悩んだ時、きっと今度はこのお手紙がこうさぎを支えてくれるでしょう。
そんな贈り物をまだ産まれる前にもらえるなんて、
とびきりの素敵な出来事でした。

ママにとっても、、、

まだおなかのなかでモソモソしているだけのこうさぎが、既に誰かの人生にかかわっている。既に生きる意味を持ち、いちにんまえの生命になっている。

気づかされたこの事は大きな驚きであったと同時に、あえて宗教的な言葉を遣いますが、こうさぎのママに生命の聖性を感覚付け、これから一緒に生きることでもたらされるさまざまな歓びを予感させてくれ、当然起こる困難に無条件に向き合っていく恐怖を拭ってくれました。

ママはこうさぎのママで嬉しいと、いつも思っていますが、
こうさぎと一緒に生きていく日常の全てがよりキラキラとしはじめたような気持ちになりました。


これからは、やっとやってきたこうさぎのママ独占時間です。
楽しく過ごしていこうね。
by rosedance | 2010-07-16 08:29 | *Amenoniwa*